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おすすめ恋愛小説ランキング23!10代〜大人まで恋がしたくなる

10代の甘酸っぱい恋や20代の切ない恋、30代のほろ苦い恋を味わえる小説を紹介していきます。

23位 天使の卵[村山由佳]

この小説は、恋愛のありがちな、年上、三角関係などが随所にちりばめられています。

一見泥沼化と思われるような内容ですが、それをさらりと書いているところがよりせつなさを感じさせてくれる小説です。

アマゾンでのレビューの数は160件。アマゾンでの星の数は4つです。

村山由佳の手法は、とても人の気持ちを静かに、しかし強く的確に表現します。

読んでいくと、その文章が自然と心にしみてきます。

浪人中の世間的にできない奴とみなされている男子が、父親の病気を通して一人の女医と出会います。

しかもそれは彼女の姉。そんな偶然から始まる恋愛が、ありがちなんだけど、リアルです。

そこから、男子はもっと踏み込みたい、でも女医は男子を遠ざけるという恋愛の駆け引きが繰り返されます。

駆け引きの中で、お互いに背負っているものの大きさに気づきます。

でもそれも含めて好きになりたいと覚悟を決めるところが、わたしには、ぐっとくるシーンです。

恋愛中は、悲劇のヒロインであればあるほど、恋愛が盛り上がります。

ありがちなシチュエーションかもしれないけれど、村山ワールドが、それをよりせつなく演出しているので泣ける小説としておすすめです。

22位 ウォールフラワー[スティーブン・チョボスキー]

どんな小説?非リア充が高校で人生を変える

アマゾンでのレビューの数 5件のレビュー

アマゾンでの星の数 星5のうち星4.4

主人公のチャーリーは高校に入学する前に親友が自殺し、幼少期には叔母を自分のせいで死なせたせいで人間不振に陥っていた。

しかし、ある日アメフトの観戦をしていた時に知り合った2歳年上のサムに恋をした。

自分とは正反対なサムに惹かれるが、離れたりくっついたりと関係が安定しない。

サムは大学へ行くことになり、チャーリーは想いを伝えられないまま離れ離れになった。

主人公のチャーリーは詩を書くことが好きな青年で、高校入学を機に新しい人生に導かれたかのように人間が変わっていく。

性格が穏やかなせいもあり、サムの友人からの告白に断りきれず、付き合ってしまうなど自分自身を主張できないでいた。

それでもサムのことが好きだったチャーリーはラストシーンでサムに想いを伝える。

この小説は、とても現実的です。

夢があっていいなという恋愛小説ではありません。

一人の男の子が勇気を持って、一人の女性に純粋な恋をするお話です。

21位 ノルウェイの森[村上春樹]

どんな小説?作者曰く「100パーセントの恋愛小説」

もともとは恋愛小説として書かれたわけではないのですが、作者の村上春樹が本の帯に「100パーセントの恋愛小説」というキャッチコピーをつけてしまったが故に、恋愛小説として認知されているという珍しい作品です。

小説のテーマを一言で表現するならば「生と死」でしょうか。

東京の私立大学に入った「僕」が、死んでしまった親友の恋人「直子」と大学で知り合った「みどり」と関わりながら生と死についての考察を深めていくというのがストーリーの基本的な構造です。

結末やその性的な描写に様々な声がありますが、その語彙力や表現力、文章力の素晴らしさは目を見張るものがあり、一部では作者の最高傑作と呼ばれています。

アマゾンのレビュー数は文庫版の上巻505、下巻は174です。

星の数は上下巻ともに4です。

単行本・文庫本などを含めた日本における発行部数が1000万部を超えていることもあり、今やこの作品のタイトルを知らない人はほとんどいないかもしれません。

まだ読んだことのない方は是非目を通していただきたいです。

なぜこの作品が恋愛小説といわれているのか、なぜ作者自身が100パーセントの恋愛小説というキャッチコピーをつけたのか確かめてみてください。

20位 世紀末の詩[野島伸司]

すべてで11話の内容があり、それぞれに考えさせられることがいろいろとある。

アマゾンのレビュー数は21。星は4.5です。

愛については人それぞれの価値が色々とあるとは思われるがこの作品を見終わる頃にはまた違った愛についての形が見えてくるかもしれない。

ノアを中心に色々な愛についてのテーマが出てくる。

たとえば、レイプされた人を愛し続けることができるか?

はたまた愛には形、色などは存在するのか?

パンドラの箱の中身はなんなのか?など少し変わった恋愛ストーリーだと思います。

決してどの話もハッピーエンドで終わることはない。

ひたすら真実の愛について語っていく内容である。

この小説を読み終わる頃には旅に出たくなるかもしれない。

少なくとも私は旅に出たくなった。

人生何があるかは分からないがむしろそれが楽しいのではないかと思います。

十人十色、誰一人として同じ人生を歩んでいる人などいないのだからそれぞれの個性を楽しまなくては損なのでは?と私は考えます。

もちろん、色々とこのドラマのようにハッピーエンドにならないことの方が多いかもしれないがそれも趣があって良いのではないでしょうか?

失敗をしたからといって悪いわけではないと思います。

大事なのはそこからの行動だから。

19位 マディソン郡の橋[ロバート・ジェームズ・ウォラー]

どんな小説?運命の人に出会ってしまった既婚女性の一夏の思い出の話

アマゾンでのレビュー数は、26件で星の数は4つです。

あるアメリカの片田舎の既婚女性の家に、カメラマンが旅の途中に立ち寄りました。

彼女の家に訪れたカメラマンの男性に徐々に惹かれていく彼女の揺れる気持ちが描かれています。

男性の方も彼女の魅力に惹かれていきます。

今でいう不倫になってしまいますが、不倫という言葉でひとくくりに出来ないような関係です。

出会うべくして出会った二人、けれどその恋は社会的には決して許されない、本当に切ない恋愛小説です。

クリント・イーストウッドが監督で映画化もされている名作です。

あなたがもし運命の人に出会ってしまったならば、社会的に認められる関係ではなかったとしても相手と一緒になるのか?

この一夏の思い出は間違いなく彼女の人生を変えたと言えるだろう。

人生のほんの一瞬の過ち、でもそれは彼女の人生の糧になって色褪せないことだろう。

18位タイヨウのうた[河合夏希]

この作品は映画化されており少し昔に流行りました。

読むきかっけは友達に勧められたからです。

主人公は太陽の光を浴びることのできない女の子です。

浴びることができないというのは浴びたら死んでしまうという病気だからです。

その昼間外に出られない少女が、話したこともない人に一目惚れをするところから物語は始まります。

みなさんの一目惚れの相手が昼間外に出られない場合はどうやって付き合いますか?

どんな恋愛が繰り広げられるのかが見どころです。

途中から結末が気になってページをめくる手が止まらなくなります。本を読むのが苦手の方にもオススメします。是非読んでみて下さい。

17位 ミシン[獄本野ばら]

どんな小説?美しい描写に思わずため息…な恋愛小説

嶽本野ばら『ミシン』(小学館文庫)に収録されている”世界の終わりという名の雑貨店”

男女の逃避行の話です。

Amazonのレビューは59 amazonの星の数は4つ

主人公は非常に服好きな男です。

食べることや住まいにお金を使うことを渋っても、服に対するこだわりは異様とも言えるほどです。

ある時ボロいビルのオーナーから店を開くように促され、雑貨店を始めることに。

店内で出会った、16、7歳の少女に惹かれてゆきます。少女も主人公に恋をします。

男の前では失語症のようになってしまうくらいにです。

2人は不安と期待が入り交じった駆け落ちをを決行します。

一見するとなんでもないようなストーリー展開で、目新しい恋愛小説ではないかもしれません。

ですが、文章が美しいためスラスラと読めてしまいます。

「雪が降っています」といった単純な言葉にも、泣けてしまうのです。

一言一言が丁寧で、思わずため息が漏れてしまいます。

本作は三島由紀夫賞を受賞し文学的な評価も高いです。

何度でも読みたくなる作品です。

『ミシン』の中には文庫のタイトルにもなっている”ミシン”という作品も収録されています。

どちらの小説にも、ヴィヴィアンやミルクなどの洋服ブランドを緻密に描写しています。

嶽本野ばら作品における独特の世界観とも言えるかもしれません。洋服好きの人にも楽しめそうです。

ドロドロとした恋愛小説も、もちろん面白いです。

ですが自分の心が荒んでいる時、ピュアな恋愛小説は心を癒してくれます。

16位 トリアングル[俵万智]

どんな小説?アラサー女性のビタースィートな恋愛の話

アマゾンのレビュー数25。星の数3。

好きな人がいるのに揺れ動いてしまう。

女性という「子どもを産む身体とリミット」に向き合う年齢。

親が願う幸せと自分が望む人生とのズレ。

自分が思っている以上に仕事に邁進している生活スタイル。

主人公は32歳女性のフリーライターです。

好きな相手より結婚してくれる相手の方がいいのかと迷いに迷うアラサー世代の女性の心の揺れを恋愛を中心にして描いています。

「自分の全てを捧げるような、好きだけでずっと一緒にいる」という恋愛を経て、「自分の人生も、好きな人も」という恋愛をしつつも「恋焦れる」という感情からはやっぱり抜け出せない。

そして結婚の現実味がない妻子ある相手との恋愛。

本当に好きな相手とは不倫だったりセカンド状態、だけど他に全く相手がいないわけではない。

けれども世間一般でいう「結婚」に対する憧れやメリットはさほどなく、頭に浮かぶのは「子ども」という存在。

精神的に自立した女性が主人公だから現代の多くの女性に共感されやすい1冊だと思います。

著者は歌人の俵万智さん。 シーンが思い浮かぶような繊細な情景描写や心理描写と、随所に散りばめられた短歌が作品に深みを出しています。

15位 ラブコメ今昔[有川浩]

どんな小説?自衛官の恋愛模様を描く名作

アマゾンでは66件のレビューがあり、星4.5です。ところで、タイトルを見てどのようなストーリーを想像しましたか。

ラブコメと言っても一体どんな人の恋愛小説なのでしょう。

実は自衛隊の人々の恋愛模様を描いた作品です。

まずは「自衛官の恋愛と結婚について」、隊内誌の取材で恥ずかしがる、お偉いさんの話からスタートします。

オタクである自衛官と仲良くなったと思ったら、その自衛官が中東に海外派遣されてしまう女の子の話があります。

映画の撮影に協力している海上自衛隊の隊員と撮影スタッフの淡い恋の話もあります。

夫が日本で一番かっこいい航空機のパイロットのため、ストーカーに狙われる妻もいます。

それぞれの結末に興味がわきませんか。

全部で六つの短編からなる読みやすい一冊で、日常とかけはなれた自衛隊の内部事情を知ることができます。

日本という国を守る仕事について考える良い機会になるのではないでしょうか。

この本を読んで自衛隊に入った人もきっといるはずです。

14位 下鴨アンティーク[白川紺子]

一言でいうと、骨董品の謎がらみの恋愛小説です。京都の街が舞台となっています。

シリーズでこれまでに5冊出ています。

1冊目のアマゾンでのレビューの数は8、星の数は4です。

主人公は高校生の女の子です。

彼女は京都の旧華族の家に生まれで、家の蔵には「訳ありの骨董品」が収められています。

それらの骨董品を通じて知る、先人の切ない思い出。

憧れの年上の同居人との日常の物語です。

このシリーズでは、京都と着物がとても魅力的で、自分も京都に住んで、アンティークの着物で過ごしてみたくなります。

私は京都を少し知っているので、本の読みながら、知っている所が描写されると、「あ、あそこのことか」と懐かしく思い出しながら読みました。

食べ物を作る場面も多く、美味しそうに書かれています。

あまり登場しないけど、主人公には「ぐーたら」な兄がいて、しっかり者の妹(主人公)とのやりとりが面白いです。

骨董品の謎を解きながら知っていく事実は心温まるものや時にはとても悲しいものもあります。

フィクションですが、その時代を生きた人が感じる切ない想いがよく描かれていると思います。

主人公の恋愛もゆっくりと確実に発展していきます。

心理描写も丁寧です。いつも読み終わると次の本の発売が楽しみになります。お薦めの本です。

13位 愛がいない部屋[石田衣良]

都会の高層マンションで起こる様々な男女の恋愛模様が描かれている短編集です。

アマゾンではレビューは18件、星4.5の高評価の美しい作品です。

この小説の魅力は、高層マンションを買うことができる人の恋愛模様なので、おしゃれであることです。

貧乏にまつわる苦労話は一切登場しません。

例えば、見ず知らずのイケメン男性と女性がマンションをルームシェアして、女性が恋に落ちてしまいます。

お金持ちの男性が買ったマンションの部屋に住み、その男の人が来た時に美しい声で本を朗読するのが仕事である女性がいます。

四千万のマンションの部屋を買おうか悩んでいる途中で、結婚しないかと言われることもあります。

主人公が皆女性であることに抵抗を感じる男性がいるかもしれません。

ただ、その女性のそばには必ず男性がいて、その心境に共感できることもあるでしょう。

作者の石田由良さんは、女性読者にとても人気があり、たくさんの熱心なファンがいます。

石田由良さんの入門本としても、ラブストーリーが十作品入った、非常に読みやすい作品となっていますので、おすすめです。

登場人物も赤ちゃんからおしゃれな六十三歳の女性まで様々です。

きっと手に取るあなたも恋がしたくなること、間違いなしです。

12位 いま、会いにゆきます[市川拓司]

俳優の中村獅童さん主演の映画としても有名であり、私が初めて読んだ恋愛小説でもあります。

アマゾンのレビューの数351。星は4つです。

このお話を一言で表すのならば「心地の良い儚い夢」といった感じでしょうか。

妻を亡くした秋穂巧は男で一つで息子の佑司を育てており2人は生前妻の澪が残した、「1年たったら、雨の季節にまた戻ってくるから」という言葉を意味を胸に抱えながら暮らしていた。

梅雨の季節にすべての記憶をなくした妻「澪」が現れ、記憶を取り戻す間、3人の共同生活が始まる。

この小説の泣かせるポイントは、妻である澪の存在が段々と現実のものではなくなっていく感覚を文章から感じることです。

記憶を失っているので、家に飾られている思い出の写真の記憶が澪にはありません。

巧はなんとか澪に昔の記憶を思い出させようとさまざまな家族の思い出を話すのですが、澪は何も思い出しません。

こんなにも切なくてつらい状況なのに、一から思い出を作ろうとする家族のありようには涙が止まりません。

行間に巧と澪がどうやって知り合ったかの回想シーンが挟まれるのですが、二人の思い出を知れば知るほどこの現状が段々不思議なものに思えてなんだか悲しくてだけど結末を早く知りたくなるような、傑作恋愛小説です。

11位 冷静と情熱の間[辻仁成、江国香織]

どんな話?昔付き合っていた男女がイタリアで再開する

この作品よ恋愛小説でありながら物語に漂う静けさが好きです。

男性からの視点と女性からの視点、それぞれの目線で物語が進んでいき、小説も青が男性、赤が女性からの視点ということでそれぞれ別々で発行されています。

アマゾンでのレビューの数は赤が126、青が91と、青のほうが若干少ない感じになっています。

アマゾンでの星の数は両方4.5です。

昔付き合っていた男女が数年後にイタリアで再会するという内容なのですが、同じ出来事が起こっても男性と女性とでは感じ方が違ったり、また書き手も青のほうは辻仁成、赤は江国香織といった別の作家が書いているので、描写の違いによって物語の見え方が違ってくるのも良いです。

まだ読んでいない人に伝えたいことは、男性と女性、それぞれのすれ違う感情、思いがそれぞれの視点で描かれているので、赤の次に青、青の次に赤と読むことで、それぞれのその時の感情が詳しく分かって良いです。

男女のすれ違う感情が丁寧に描かれているので、イタリアの情景を思い浮べながら読むと感愛深くて良いです。

10位 ぼくは明日、昨日のきみとデートする[七月隆文]

どんな話?切ない純愛ラブストーリー

この作品は、ハッピーエンドではないですが、切ない純愛をテーマにした小説となっています。

アマゾンでのレビュー数も多く260を超えていますし、評価も4点以上と好評価です。

内容としては、主人公が学校からの帰り道に出会った女の子に声を掛け、恋が始まります。

幸せなデートを繰り返していたのですが、彼女には秘密があり、それを主人公が知ってしまい…という話です。

その後の二人の関係はどうなるのか気になる方は、是非小説を手にとってみてください。

タイトルからどのような内容か想像をされる方もいると思いますが、タイトルの予想を超える展開となっており、一気に読んでしまいたくなる小説です。

純粋で幸せで、でも切ない涙なしには読めない小説です。

そして読み終わったら、もう1度読みたくなる小説で、涙が止まらないことでしょう。

今お付き合いしている方は、より恋人との時間を大切にしたいと思うはずです。

9位 津軽百年食堂[森沢明夫]

どんな小説?多くの愛情で包まれている小説

百年の時を越えてもなお、受け継がれている津軽の食堂が舞台となっています。先代と4代目の恋愛模様が描かれています。

東京で一人暮らししている陽一と七海。ふたりは津軽出身で偶然にも東京で出会い恋が始まります。

長男である陽一は故郷である津軽食堂の跡継ぎを視野にいれ、一人っ子である七海はカメラマンをしながら故郷のりんご農園を継ぐことを考えていた。

だが、お互いを思い、愛しあっているのに、いつかは別々の道を歩むことになるふたり。

幸せな時間を共有しているが、切なさも感じられます。今後の二人に行方は…

一方、明治時代の津軽で食堂の先代である賢治とトヨのピュアな恋愛が始まります。

家族となり、この食堂がいつまでも続くようにと願っていました。

代々受け継がれている食堂に対する思い、家族愛、故郷への思いとハートフルで感動の1冊です。

さまざまな奇跡や愛情が詰まった小説で、涙なしには読めません。読んだ後は、きっと心が温まります。

8位 野生の風 WILD WIND[村山由佳]

どんな小説?静かで切ない、最後まで先が読めない恋愛小説

野生の風は村上由佳ワールドに思いっきり浸ることの出来る小説です。

私がこの小説を読んだのは、まさに恋愛真っ只中の時。

これを読みながら、ハラハラ、ドキドキ、そしてうるうるしながら、最後まで一気に読み進めた、そんな小説です。

アマゾンでのレビューの数は35件。アマゾンでの星の数は4.5です。

この本には、主に登場人物は3人。男性が一人で、それを取り巻く女性が2人。そして舞台は日本だけにとどまらず、アフリカにも移ります。

壮大な自然がこの恋愛を複雑に盛り上げるのですが、時間と距離、そしてこの3人のタイミングで恋愛が常に揺れ動いてしまいます。

そして最後に男性が決めるのは?本当に最後まで読まないとその結末が予測できないので、ドキドキしながら読める本です。

静かで流れるような文章で書かれる恋愛事情ですが、そこに含まれる情事はとっても熱い!

そのためよりせつない気持ちやつらい気持ちを共感できる小説ではないかと思います。

7位 放課後の音符(キイノート)[山田詠美]

どんな小説?切ない気持ちにどっぷり浸れる小説

放課後の音符(キイノート)は、高校生を中心とした恋愛が描かれています。

私が初めて読んだ時は、まさに高校生!

こんな恋愛もあるのかと目からうろこの世界観で衝撃を受けました。

アマゾンでのレビューの数は68件、アマゾンでの星の数は4.5です。

この本には、高校生の恋愛に関する話が詰まっています。

高校生というまだ恋愛に未熟な段階でありながら、純粋で、不器用で、応援したくなるような話ばかりです。

高校生の私にはまだ未経験の世界で、ただ衝撃を受けることも多かったのですが、いつかこんな恋愛をしてみたいと夢見てしまうほど、切なくてキラキラした話が多かったです。

この小説の著者は、山田詠美。山田詠美は言葉の使い方、表現の仕方が抜群にうまく、きわどいことが書いてあっても、それをしっとりと切なく表現する言葉のマジックを使う人。

このキイノートもそんなマジックをかけられた小説の1つであり、私もその世界にどっぷりはまってしまいました。

恋愛をしている人にも、恋愛から遠ざかっている人にもおすすめの一冊です。

6位 肩ごしの恋人[唯川恵]

どんな小説?女性は共感できる、男性は女心が理解できる小説

ロマンチックな感じのタイトルと可憐なイメージの表紙に惹かれてこの本を購入したのですが、内容は「良い意味で」ロマンチックなものではありませんでした。

この小説には萌とるり子という、性格や価値観が対照的な2人の女性が出てきます。

読んでいるうちに「じゃあ私自身は一体どんな女なのだろう?」という気持ちになる、そんな小説です。

アマゾンでのレビュー数は74件で、評価は星3.9でした。

物語は、萌が親友であるるり子の3回目の(!)結婚式に出席するところから始まります。

萌は、自分も男も信用できず、恋に対して一歩引いてしまうような性格。

一方のるり子は恋愛に翻弄されないと生きていられない、自称「鮫科の女」。

全く正反対の2人ですが、彼女たちはもう20数年来の親友同士です。

るり子の結婚式の後、萌は何人かの男性と微妙な関係に…

そうこうしているうちに、その男性のうちの1人と、なぜか新婚のるり子までが、萌の自宅に転がりこんできます。

そこから3人の不思議な共同生活が始まっていく、というのがこの本のあらすじです。

「肩ごしの恋人」の魅力は、女性にとっての「あーわかるわかる」感かなと思います。

萌にもるり子にも、共感できるところや自分と似ているなと感じるところがあるはずです。

そして周りの男性陣の言動にも(「こんな人いるな」と)。

萌やるり子が自分にも見えてくるし、自分の友達にも見えてくるし、はたまた自分の苦手な子にも見えてくる。

そんな感覚をぜひこの本で味わっていただきたいなと思います。

5位 サヨナライツカ[辻仁成]

どんな小説?オトナの恋愛を描いた小説

世の中には溢れるほどの恋愛小説があり、それぞれに男女の切ないやりとりやシチュエーションが描かれています。

それは、実際にありえそうな親近感の湧く内容であったりします。

また、絶対にそんな事は起こらないとわかるような、でもわかっていながら読むとドキドキするものがあります。だけど、この作品はどちらでもありません。

そしていわゆる大人の、許されざる恋の話ともまた少し違った要素を取り入れているのです。

大人の恋というと、必ずしも幸せな結末が待っているとは限りません。

むしろ結ばれないからこそ、バカンスを楽しむかのように情熱的になるものです。

主人公たちは、互いの想いに正直に、熱い時間を過ごし、最後はただただ純粋な結末を迎えるのです。

それは誰も予想できない終わり方なのですが、読み終えてみると不思議なくらい納得がいく、2人の終わりなのです。

読み進めていくと、この恋愛を理解できる何かがあるのかも知れません。

4位 植物図鑑[有川浩]

どんな小説?散歩に行きたくなる小説

胸キュンしたい人におすすめなのが有川浩さんの小説。その中でも一番好きなのが『植物図鑑』です。

読んだ後は外に出かけたくなる小説です!

アマゾンのレビューは118件、星は3.8です。

主人公のさやかが、ある日道ばたに落ちていたイケメンの男の子を拾うところから物語が始まります。

拾ってきた男の子”イツキ”は野に育つ草花に詳しく、道草をしては採ってきた植物を料理してくれて、その美味しさに、都会育ちのさやかも次第に興味を持ち始めます。

一緒に出かけるうちに、イツキへの想いが強くなっていきます。

恋する女の子の心情がリアルに描かれていて、女性はとても共感できるし、男性にとっては女心を学べるのではないでしょうか。

爽やかな甘ったるさが、読んだ人をじんわりと暖かい気持ちにさせてくれる小説です。

作中にはたくさんの野草を使った料理も紹介されており、読んだ後は作中に出てきた野草を探しに近所へ出かけたくなります。

とても幸せな気持ちになれる作品だと思います。

3位 カフーを待ちわびて[原田マハ]

どんな小説?沖縄が舞台のピュアな恋愛ストーリー

本作は沖縄与那喜島が舞台となっており、心が癒される1冊です。

アマゾンでも好評価の4点を越えており、レビューは70件ほどあります。

内容は、主人公「明夫」が「嫁に来ないか」と絵馬に書き、それを見た女性「幸」が「絵馬が本当なら、私をお嫁さんにしてください」と手紙に書いて明夫に送り、明夫と幸の共同生活が始まります。

沖縄の自然や海など綺麗な光景が目の前に広がります。

沖縄の伝統や自然を大切にする人々が出てきます。

明夫と幸はぎこちない関係だけれど、お互いを必要としています。

幸には隠された秘密があります。それを知った明夫はどうするのか。

ユタであるおばぁと明夫との間にも家族愛を感じられます。

明夫と幸は非常にピュアで、お互いを思いあっているのにすれ違うなどハラハラな場面もあります。

読み終わった後は、幸せで心が温まる恋愛小説です。こちらの本では結末が書かれていません。

「花々」に書かれていますのでこちらも合わせておすすめです。

2位 トリツカレ男[いしいしんじ]

どんな小説?ピュアな恋愛の小説

ピュアな恋愛小説を読みたい人におすすめなのが、いしいしんじさんの「トリツカレ男」です。

恋に夢中になりたい人におすすめの小説です。

アマゾンの文庫版のレビュー数は46ありました。そのうち星5つの人は30人ととても評価の高い作品です。

トリツカレ男ことジュゼッペは、一度何かに興味を持つと、まさに取りつかれたように夢中になってしまいます。

そんなジュゼッペが無口な少女ペチカに取りつかれて(恋におちて)しまいます。

彼女の笑顔を一目見ようと一生懸命、自分が今まで取りつかれて得たさまざまな知識や技を総動員して奮闘します。

あまりにもきれいな心の持ち主、ジュゼッペの姿がせつなく、心洗われるようです。

人に何を言われようと好きなことにはトコトン情熱を注ぐ一途な気持ちがとても大切だということを教えてもらえます。

人を好きになることの大切さ、恋愛をすることで人生がキラキラと輝く感じがファンタジックに描かれていて、読み終わった後、心がポカポカとあたたかくなる素敵な一冊です。

1位 華岡青洲の妻[有吉佐和子]

どんな小説?世界初の麻酔の開発を支えた、嫁と姑の激しい愛のバトル

「華岡青洲の妻」という話はご存知でしょうか。

世界ではじめて医療用の麻酔を発明したのが、この華岡青洲なのです。

日本で初めてではなく、世界で初めてという立派な仕事です。

しかしその麻酔を作るまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。

青洲を愛した妻、そして母との共同作業でした。

アマゾンのレビューは25件、星4.5の高評価です。

このお話は三つの恋愛事情が重なってできている、複雑な作品です。

青洲の妻である加恵は小さい頃から、美しいと評判の青洲の母に恋心とも言える憧れを抱いていました。

嫁入りした加恵を青洲の母は可愛がります。

しかし、青洲が外科の修行から戻り、嫁入り後はじめて帰還した途端に青洲の母の態度はガラッと変わってしまいます。

青洲を心から愛する母は加恵に途端に冷たくなります。

子供を愛しすぎていると、その嫁はひどく憎い存在なのです。

しかし加恵は青洲を本当に愛していました。

その後は、日本で一番有名な、嫁と姑のバトルが幕を開けます。

競い合うように自分を人体実験に使ってくれと懇願する二人ですが、その迫力たるや恐ろしいものです。

しかし、麻酔の完成にはそのような強い女性が縁の下で支えていたのです。

嫁と姑のバトルの結果は、ぜひ本を開いて確認してください。

将来理系を目指している学生さんにとっては、先生方が口をそろえて紹介する本ですので、要チェックですよ。

written by 三上愛菜