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何者でもなくなって、人に会いたくなくなった

木崎将吾は自分が何者なのか分からなくなった。

仕事もしていない。俺には何もないと彼は思った。

今、友達と会っても、心の底から楽しむことはできないだろう。

何者でもない自分で、友人に会うのは怖くもあった。

自分を証明してくれるものが何もない。何者かになりたいと思った。

何者かになることができたなら、また笑ってと友人達の輪に加わることもできるだろう。

何かになるまでに、どれくらい時間がかかるか?

分からないけど、やるしかないと思った。

何者かになりたいと思った。

父親を殺そうと思っていた話

木崎将吾は父親を殺そうと思っていた。

父親を殺そうと思った、一番の原因は音だ。

父親の発する生活音が我慢できないレベルにまで達していた。

父親は自分の存在を誇示するように、いたるところで大きな音を出した。

ドアを閉めるときの音、車のドアを閉めるときの音、話し声、全てが将吾を苛立たせた。

頭の中で、何度も父親を殺した。眠っている間に、金属バットで殴り殺したり、包丁で刺し殺したりした。

殺してしまえたらどんなに楽になるだろうと思った。

実際に殺してしまっても、おかしくはなかった。

一時は計画を練り上げ、完全犯罪を企んだ。

でも、殺すくらいなら、距離を取ろうと思って、家を出た。

一人暮らしを始めたことで、父親を殺したいとは思わなくなった。

従業員として働くことに向いていないという実感についての話。遊びを仕事に

今まで従業員として、働いた経験から言うと、僕は従業員として働くことに向いていないと思う。

今まで、仕事をしていて、楽しいと思ったことがない。

遊びを仕事にしたい。

人生で一番楽しいと感じたことは、野球をしている時。

野球をしている間は、楽しかった。

のめり込んでやっていた。

そういうものにまた出会いたい。

遊びを仕事にしたい。

codementorを使ってみた感想

codementorというのは、プログラミングを1対1のビデオチャットで教えてもらえるサービスです。

画面共有して、教えてくれる方が、教えてもらう方のパソコンをいじったりできるので、便利です。

15分30ドル(3000円くらい)の方に、教えていただきました。

教えてくれる方が英語で何か喋ってるんですが、ほとんど何も聞き取れませんでした。

僕は英語がほとんどできないので、テキストメッセージでやりとりしました。

結論から言うと問題は解決しませんでした。

27分間で54ドル(5400円くらい)かかりました。

問題は解決しなかったんですが、良いサービスだと思います。

当たる人によって問題が解決したり、しなかったりすると思いますが。

このサービスがあるお陰で、自分では解決できなかった問題がすんなり解決することも多いと思います。

死の淵に立ったとき見えたもの

木崎将吾は一人暮らしをしているアパートのベットに寝転んでいた。

ピーという高周波の騒音が絶えず続いていた。

音は聞こえるか聞こえないかというくらいの大きさだったが、彼は音が気になって眠ることができなかった。

騒音は2日前から鳴り始め、彼は2日間眠っていなかった。

この音は俺がこのアパートを出ていくまで止まることはないだろうと彼は思った。

とりあえずどこか静かな場所で眠りたいと思った。このまま眠ることを妨げられ続けたら、気が狂ってしまうだろう。

リュックに荷物を詰め、家を出た。とりあえずホテルに泊まって眠ろうと思った。

スマホで検索して、歩いて行ける場所にホテルを見つけた。

ホテルまで行くと、予想とは違って、ラブホテルのような場所だった。

顔が見えないように仕切られたフロントの人から鍵をもらい、部屋に腰を落ち着けた。

内装はラブホテル特有のけばけばしいものだった。

横になって、眠ろうと思ったが、水道から耳障りな音が聞こえた。

蛇口が故障しているのだろう。水道から聞こえてくる小さな音は将吾の眠りを妨げた。

蛇口を閉めたり、開いたりしても、音は鳴り続けた。

2時間ほどして、このホテルでは、眠ることができないと思ったので、ホテルを出た。

別のホテルを探した。今いる町とは、別の町のホテルに泊まろうとと思った。

駅まで行き、電車に乗った。

大きな町の駅で、電車を降りると、泊まる場所を探した。

手持ちの金が少なくなってきたので、個室ビデオ屋で、寝ようと思った。

個室ビデオ屋で、料金を払い、個室に入りベットに座った。

個室ビデオ屋に来るのは初めてだった。

向かい側の個室に入っている客が、ゲームをしていた。

ゲームの音が気になって眠ることができなかった。

一度トイレに行ったとき、めまいがして、倒れそうになった。

もう60時間以上眠っていない。

眠れないが、しばらく個室のベットで横になっていた。

朝になって個室を出た。

個室ビデオ屋の壁には、5ミリくらいの穴が空いていた。

そこから個室内を撮っているのだろうと思った。

個室ビデオ屋を出て、将吾は駐在所に行った。

警察官に、個室ビデオ屋の個室には、カメラがついていて盗撮していると言った。

久しぶりに人と話せたことで、次から次へと言葉が出てきた。

警察官は実家に帰った方が良いと言った。

なぜ実家に俺が実家に帰らなければならないのか?俺には帰る場所がないんだと将吾は思った。

駐在所を出てから、ホテルを探し、歩いて行った。

朝のホテルはまだ泊まりの客を受け付けていなかった。

ホテルの入り口に座って、時間を潰した。

座っていたベンチ状のイスに横になって眠ろうとした。

それを見ていたホテルの従業員が、空いている部屋があるので、と言って部屋を勧めてきた。

ホテルの入り口付近で、眠ろうとしている客がいたのが、迷惑だったのだろう。

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実家に帰ってくると、空いている部屋に布団を敷いて眠った。

それから彼は眠り続けた。大体1日に18時間眠った。

眠ることが中心の生活が、4ヶ月ほど続いた。

段々と睡眠時間が短くなった。それでも1日12時間と平均的な睡眠時間よりも長い時間、眠るようになった。

一人暮らしをしている間は、1日に話す人が宅配便の配達員だけということも多かった。

将吾は心を許せる人との会話が、どれだけ大切なものだったのかを気づかされた。

一人暮らしでの孤独な生活は将吾の精神を蝕んだ。

孤独は酸となって人をむしばむ。

将吾は一人暮らしの生活を通して、孤独というものの恐ろしさを知った。

彼は1人でいる時間が必要な人間だったが、それと同時に日常的に親しい人と交流することも必要なのだと痛感した。

体力が回復してくると、死への想いが将吾の心に浮かんでくるようになった。

死ぬことは省吾にとって一番妥当な選択肢に思えた。

このまま生き続けたくはないと思った。

将吾にとって問題なのは、死そのものではなく、死の前にもたらされる苦痛だった。

できるだけ苦痛を感じずに死にたいと思った。

また死んだ後、自分の抜け殻が醜い状態になるのも嫌だった。

自分の抜け殻を家族が見たときショックを与えてしまうのを避けたかった。

一番理想的な死に方は眠りについて、そのまま目覚めないような死に方だ。

将吾は睡眠薬を入手することにした。

睡眠薬には、大量に摂取すると死に至るものと、どれだけたくさん飲んでも、死ねないものがある。

死ぬための睡眠薬を入手するために、医者に話す内容を練った。

重度の不眠症にかかっていて、強い睡眠薬をすでに処方されているという話をでっちあげた。

家の近辺にある精神科、心療内科、メンタルクリニックなどをスマホで調べた。

一番空いていそうな、所に目星をつけた。

後日、病院に行き、医者に嘘をついて、望み通りの睡眠薬を処方してもらった。

一回に処方される睡眠薬の量では致死量に達しないので、これから何度もこの病院に通うことになる。

睡眠薬を集めている間に、死への想いがあまりにも強くなって、首を吊って死のうと思った。

第一発見者は家族以外の他人になってほしかった(家族にショックを与えたくなかった)ので、ひとけのない遊園地の跡地で死ぬことにした。

跡地までは車で行った。首をくくる時の足場として、折りたたみ式のイスを持っていった。

首をくくる紐はホームセンターで、犬用のリードを買った。

大型犬用のリードが一番丁度良い太さだった。

死ぬ前になっても、将吾の心は一切揺らがなかった。この世には何の未練もない。

今、俺が死んでも誰も困らないと将吾は思った。

リードと折りたたみイスを手にして、死に場所を探した。

電柱を見つけた。ここにしようと将吾は思った。

電柱の電気工事会社の人が登る時に使う、足場に紐を引っ掛けた。

紐に手でぶら下がって、問題がないことを確かめた。

イスを足元に置き、その上に乗った。

紐に首を入れて、足元のイスを蹴った。

イスは折りたたまれて、地面に倒れた。

将吾の足元には何もなくなった。

首に紐が食い込んだ。本能が死に抵抗した。体が自動的に動いた。

紐を手で掴み、紐から首を外そうともがいた。

手で外そうとしながら、足元辺りの高さにある電柱の突起に右足をかけて思い切り踏んだ。

紐から首が外れた。将吾は膝に手をついて、荒い呼吸をした。

呼吸が落ち着いてくると、死にたいという気持ちは無くなっていた。

死ねないのだから、生きるしかないんだと将吾は思った。

どんなに惨めでも、生きようと思った。

それからは、睡眠薬をもらいに行くのもやめた。

死ねないのだから、生きようと思った。